MY STYLE - 鈴木 慶太 -
東京五輪から正式種目として認定されたバスケットボール 3x3(スリー・エックス・スリー)。5人制の半分のコートで行われる3人制のバスケットボールだ。ストリート発祥のスポーツらしく、軽快な音楽とスピード感のあるゲーム展開がこの競技の最大の魅力で、ファッションとの親和性も高い。
さて、本日テンデンスより、渋谷区を拠点とする3x3のチーム「TOKYO DIME」とのコラボモデルが発売された。そこで普段からテンデンスの時計を愛用してくれているという同チームの選手たちに“MY STYLE”について語っていただいた。第一回目は3人制の第一人者といわれる鈴木慶太(K-TA)さん!
全ての時間をバスケのために
3x3を盛り上げているバスケットボールプレーヤーの一人、鈴木慶太さん。ファンからもK-TAの相性で親しまれ、日本の3x3を築き上げてきた第一人者でもある。
仕事としてもアパレルブランドの運営に携わるなど、自らのファッションにも一過言ある鈴木さん。
そんな鈴木さんのこだわりのスタイルは“すべての中心がバスケ”だという。
「つまり、生活も仕事もバスケが中心にあります。ファッションもそうで、プライベートでもバスケっぽい格好をしていますね。今日着ている服もバスケが好きでたまらない人のためのブランド、ballaholicのもの。これは僕が立ち上げから関わっているブランドなのですが、バスケのプレイグラウンドで記録してきた写真を切り取ってコラージュプリントしているんです」
すでに今月末発売されるテンデンス×TOKYO DIMEのコラボモデルも入手しているそうで、そちらの文字盤はチームカラーのグリーンが鮮やかな1本となっている。
「テンデンスとTOKYO DIMEのコラボの時計は、チームカラーのグリーンを基調とし、文字盤にチーム名がデザインされた特別仕様です。チームで遠征に行く時ってスーツ着用の場合が多いのですが、こういう存在感のある時計をあえてスーツに合わせるってカッコいいと思います。バシッとチーム全員でやってみたいですね」
スニーカーに合わせた同色のテンデンスをチョイス
バスケットといえばバッシュ。バッシュを履く選手はスニーカーが絶対に好きなはず!(という勝手な思い込み(笑))ということで、今回の連載ではテンデンスに合わせて履きたいお気に入りのスニーカーをご持参いただいた。
鈴木さんの1足は、アシックスの『GEL-PTG』。同ブランドのバスケットボールシューズの名作FABRE POINTGETTER(ファブレ ポイントゲッター)をルーツに持ち、現代的にアップデートされたモデルだ。
合わせるテンデンスは
『フラッシュ ストリート』。スニーカーのカラフルな配色からインスパイアされたシリーズで、着けているだけでポジティブマインドになれそうな1本だ。
「靴に合わせてグリーンベルトのテンデンスをチョイスしました。ビビッドなピンクの文字盤もインパクトがあって気に入ってます!」
スニーカーと時計を同色で合わせるとコーディネートが引き締まるので、ぜひ取り入れてほしい。
ぶっとんだ場所でプレイしてみたい。渋谷スクランブル交差点のど真ん中とか(笑)
鈴木さんは、(日本で黎明期の頃から3x3をプレイし初め)、これまで積極的に3人制バスケを広めるための活動を行なってきた。
「この競技の最大の魅力は、観客目線で言うと“スピード感”。一方、プレイする側からの魅力としては、展開が早いことですね。つまり考える時間が与えられないこと。短い時間の中で一番いい方法を選び取っていく。一瞬の中にやれることを見つけていくところ。判断力が問われるところが最高に面白いんです」3x3は試合時間10分の間に21点得点したほうが勝ち、という短期集中の競技だ。コートは5人制バスケの半分ほどの広さ。軽快な音楽とともにライブのような会場の雰囲気はいかにもストリート発祥のスポーツといった印象だ。だが、実際は相当ハードで、知力と体力を問われる競技でもある。
「5人制のバスケットボールがマラソンなら、3人制は100メートル走と言われるくらい。僕のプレイのスタイルは、チャンスメイクとシュートにこだわります。積極的に点を取りに行きたいタイプなんです。それも、ただ点取ればいいとかじゃなくて“勝負を決める点”にこだわりたい。いつもそういう試合で決めたいなって思っています。ひとつひとつできることをやって、自分の世界を広げていくうちに、いろんな人との繋がりが生まれ、それがバスケをやってきた自分の一番の財産だなと思っています。僕も始めたきっかけはフリー公募、トライアウトでした。気づいたらこんなに遠くまで来れたな、みたいな感じです。3x3は3人いればできるし、エリートじゃなくても自分次第で世界大会にも繋がっている競技。興味がある人は臆せずトライしてみて欲しいなって思います」
3x3は5人制のバスケに比べ、まだ知らない人も多いスポーツ。だが、ファッションや音楽といったエンターテイメントと密接した競技なので、ちょっとしたきっかけで爆発的なブームになる予感も。
「知ってもらえる機会があればファンも増えると思うので、ぶっとんだところでやって起爆剤にしたいですね。例えば、渋谷のスクランブル交差点とか(笑)。ここでできそうだなとか、ここでできたら面白そうだな、っていう話はスタッフや選手の間で常にしています」
プレイヤーとして、伝道者として。これからも全力で駆け抜ける鈴木選手に注目してほしい。
鈴木慶太さん
Suzuki Keita
(プロフィール)
3人制のバスケでは日本の第一人者と言われている。2007年12月、ストリートボールの理念を掲げた3人制バスケのリーグ「SOMECITY」を立ち上げ、現在では国内8都市でリーグ戦やイベントなどを行なっている。
ONE-HALF=取材・文
《限定100本》TOKYO DIME コラボレーション第2弾発売中!
2018年に限定発売され、発売開始15分で完売となったTendence × TOKYO DIMEコラボレーション第1弾に続き、第2弾はカジュアルやスポーティなファッションだけでなく、スーツやドレススタイル時にも着⽤して頂きやすいよう、落ち着いたブラックカラーをベースにデザインされたモデルです。
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